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とけいをつくろう!

長らくご無沙汰いたしておりました。

先日8月27日、COBOで開いた一日だけの手作り教室”とけいをつくろう”。
本日はその模様をお届けしたいと思います。

夏休みを過ごすお子様を対象にした今回のイベント。
連日の猛暑にもれず暑い一日でしたが、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

家具を作るときにはたくさんの木っ端(”こっぱ”と読みます…読んで字のごとく、木の切れ端のこと)が出ます。
丸や四角や、平べったいものに、棒のようなもの…木の種類もさまざま。
たくさんの木っ端のなかから好きなかたちを選んで、ボンドでペタペタと貼りつけて自分だけのオリジナル時計を作ろうというこの企画。


「貝がら、ちゃんと付くかなぁ…」 「できたぁ!」


積木のお城みたい!な時計や、ちょこんととまったトンボがかわいい時計など…みんなみんなそれぞれの個性がいっぱいのオリジナル時計が出来上がりました!

実は私たち、今回はじめて先生をさせていただいてドキドキしっぱなし…反対にみんなの笑顔からたくさんの元気をもらってしまいました。

この元気を糧にして、これからも楽しい企画をお届けできるように精進してまいります!
ご参加いただいた皆様には感謝を、今回ご参加いただけなかった皆様も次回を楽しみにお待ち下さい!


(O)

”新しい”を”古く”

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COBO BLOGでは普段、”古いもの”を”新しい”頃のように直すことについてお話していますが…
今日は”新しいもの”を”古く”見せるアンティーク塗装についてのお話。

COBOのお修理の中でも多い、家具の再塗装。
ひとくちに再塗装といっても、やってくる家具たちの色や素材は十人(?)十色…
それぞれに違うもの。
お修理の場面で一台ごとに元の色と合わせた塗料を作ることに慣れているから、オーダーメイドでお客様のイメージに合わせたお色を作ることも出来るんです!
もちろん、アンティーク塗装だって大得意!


こちらは、つい先日納品させていただいたダイニングチェア。
お店で展示されていたのは、クラシックな雰囲気のダークブラウンでしたが、無塗装の状態から…

じゃじゃん!アンティーク調のホワイトに大変身!!

アンティーク調チェアが出来るまでを追ってみましょう。

1.キレイに塗料がのるよう下地を整えて(…お化粧と同じ!)白く塗装します。

2.日に焼けたような微妙な色合いを出すために薄くブラウンの塗料を重ねます。

3.せっかく塗った塗料をサンドペーパーでゴシゴシ…これはアンティークの雰囲気に近づけるために必要な作業。
使い込むうちに塗料が剥がれたように見せるための演出です。

最後にコーティングをして完成!

新しいけれど、味があるチェアが出来上がりました。

絵を描くように、色を重ねながら少しずつイメージに近付けていく作業。

これはまだまだほんの一例…塗装の世界は奥が深い!です。

(O)

椅子の中身

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座面の高さや奥行など椅子選びのポイントは色々ありますが、椅子の座り心地を決めるのはなんといってもその中身!

普段はなかなか見ることが出来ませんが、とっても複雑に出来ています。

そんな椅子の中身をお伝えするべく、本日はソファを張替え中のCOBOにお邪魔しました。

こちらは昭和30~40年頃のものと思われる、古い日本製のソファ。
表の張り地を剥がすと、何層にもなったクッション部分が出てきます。

今では硬さが違うウレタンフォームを重ねて作る方法が一般的ですが、このソファが作られた頃はまだまだ昔ながらの天然素材をクッション材に使っていました。
なかでも詰め物として使われている椰子の実の繊維はヘタリがなく、張替えるときにほぐしてあげればまた何十年も使えるもの。

こうした素材をバネを張った上から重ねていき、座り心地をよくするために一番上には綿を張ります。材料を張り込んでいくのは釘!こちらも今ではあまり使われていません。

この製法は、椅子張りの国家試験でも課題になっていたそうで…当時の職人さんたちはよく仕事のあとに練習をしたんだそうです。

目に見える部分だけでは伝わりにくいですが、しっかりした技術と素材に支えられているんですね!

長い時間を一緒に過ごしてくたくたボロボロになってしまっても…張替えれば新品の頃のような座り心地に。
椅子の中身のお話、次回に続きます。

(O)

長椅子・経過報告

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上の写真は、昨年納品させていただいたときの写真です。

講堂いっぱいに並ぶベンチが圧巻!
先々週ご紹介しました、神戸の女子校で使われている長椅子のお修理・その後のお話。

河内長野のCOBOで椅子張りの作業を終え、今週月曜日に納品させていただきました。
長椅子10本・一人がけの椅子8脚を、2台のトラックに積み込んで出発。

何度も修理を繰り返し、たくさんの卒業生を見送ってきた長椅子たち。
きっといつか学生時代の思い出として、懐かしく思われる日が来るのでしょうね。
そんなふうに考えると、少し背筋がピンとする気持ちです。

まだまだ、お修理はこれで終わりではありません。
近々、第2便が参りますのでよろしくお願いします。

(O)

意外と手作業?

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さて、質問です。
このテーブルの丸い天板は一体どうやって作ったのでしょう?

大きな機械でガーッと切ったり、ガチャンと型抜きしたり…
いえいえ、違います!

実はこんな作り方をしています。

1.最初は正方形の板からスタート、板の中心に穴を開けます。

2.次に登場するのが、この”ルーター”という電動工具。
溝を彫ったり、木材の角を丸く削ったりする道具です。
このルーターを使って、コンパスで円を描くように1周2周…刃を出す長さを少しずつ変えて削ります。

3.すると天板は、このようにきれいな円形に。
最初に開けた中心の穴はルーターを固定する”治具(じぐ)”を取り付けるためだったんですね!

COBOだけに限らず、家具を作る現場にはこのような”治具”がたくさんあります。
どれもこれも、作業を早く・正確に行なうために工夫されたものばかり。
家具作りに欠かせない、名脇役です。

このあと、カットした天板は側面をカンナできれいに仕上げ削り→角を丸く面取り→金具を取り付ける穴を開ける→塗装…で完成!

以上、意外と手作業な丸テーブル製作中の光景をお届けしました。

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閉店後、COBOにて

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COBOは夜7時閉店。
…工房に“閉店”という言葉が合っているのかどうかはさておき、今日はCOBO閉店後の様子をチラッとお見せします。

昼間は塗装の剥がしや、完成間近の修理品を調整をしている1Fの作業スペース…夜の7時を過ぎた頃には、完成して霞町の再生工房から引き上げてきた椅子や、お客様からお預かりしてきた修理品でごった返しています。

そんな家具たちに埋もれるようにして人影が…

帰ってきた椅子の仕上がりを確認する椅子張り職人・岡田氏と森田氏。

「いや~、いい色やねー!」「座面の硬さはどう?」
仕上がったばかりの椅子の出来を確認しています。

ちなみに森田氏のチェックの厳しさはCOBOイチとの噂。

COBOではこのように、直接お客様とご相談させていただいたスタッフが最後の仕上がりまできちんとチェックしています。
会ってお話を伺っているからこそ、お客様のイメージどおりの仕上がりかがわかるのです。

このあと、椅子たちは倉庫でお客様のもとへ帰る日を待つことになります。

どうもせせこましい所から、失礼しました。。。

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思い出の鏡台

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お母様が使われていた鏡台を、使い始めた当時の状態に再生したい…というご依頼を受けたのはちょうど5月の半ば、1ヶ月ほど前のこと。
お母様が大切に使われていた鏡台を、昔のままの姿でプレゼントしたいというご希望でした。

まずはバラバラになってしまった本体と鏡の部分を組み直し。
ミラーの裏板を交換するために剥がすと、そこには使い始めた当時のままの色が残っていました。

再塗装は、この裏板の色と修理前の写真を参考にして慎重に…少しづつ、元の姿に近付けていきます。


「プレゼントするものだから、表から見えない部分までキレイに!」という塗装職人・三本氏のこだわりで、引出しの中もお掃除。
汚れを落とすと、当時のままの(想像ですが…)鮮やかな色がよみがえりました!

COBOスタッフも納得の仕上がりに、ご依頼主の息子さんも喜んでくださったそうで何より…お母様の喜ぶお顔もぜひ拝見したいものです。

大切な思い出の再生・そしてまたひとつ新しい思い出をつくるお手伝いをさせていただき、ありがとうございました!

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ビフォーアフターを実物で!

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今日はこちら COBO のお隣 家具の富士 夙川店 より、家具のお修理ビフォーアフターを実物でご覧いただけるコーナーをご紹介します!

お店の入口正面に大きな座卓が…懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか?
こちらは元々漆塗りだった座卓を、ウレタン塗料で塗り替えたもの。

実はご来店されたお客様から「私の家にも子供の頃こんな座卓があったわ~」というお声をよくいただく、隠れた人気者なのです。

どうか実物でご覧頂きたい…
椅子やソファも張り替えると、こんなにキレイに見違えます!


そのほかにも古い書棚や文机のリメイク、ビフォーアフターでイメージチェンジ!なデスクの再塗装などお楽しみいただける展示が盛りだくさん。
ご自宅で簡単にお手入れができるケア用品も販売しています。

お困りのことがありましたら、いつでもご相談に来てくださいね!
もちろん、ふらりと立ち寄っていただくのも大歓迎です♪
皆様に楽しんでいただけるよう、わたしたちも精一杯頑張ります!!

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今年もやってきました!

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こちらは神戸の女子校の講堂で使われていた長椅子。
昨年の夏は一人がけの椅子も含めてなんと約200本!の大仕事でしたが、今年はその残りをお預かりしました。

今回は夙川のISU COBOと、6月から椅子張り工房にリニューアルした河内長野店で作業を分担。
夙川チームは只今、背もたれ部分の再塗装とガタツキ直しの真っ最中です。

塗装ブースにお邪魔して少しお仕事を拝見…着色を終えたばかりのたくさんの長椅子が待機しています。

部分塗装は、元の色にどれくらい近付けられるかが職人の腕の見せどころ!

着色ができたら上から塗装をして完成、よく擦れる一番上の部分(笠木といいます)は二度塗りをしてしっかりと仕上げます。

くたびれてしまった座面をはがしていくと、真っ赤なゴムや、藁、綿など材料は昔から使われていたものばかり。
とても古いもので、なかには一度張り替えた跡があるものも…。
そうした椅子の歴史を感じながら(?)剥がし進めていくと、一番底はこんな感じ…

バネを吊っている紐が切れて飛び出しています…縁の下の力持ちも、こうなってしまうと大変!
こちらは河内長野チームの職人さんにおまかせします。。

このあと長椅子たちは、河内長野のCOBOで座面を張り完成した状態で、夙川へ帰ってきます。
完成のご報告を楽しみにお待ち下さい。

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▼そのほかの修理実用例はこちらからご覧下さい▼
http://www.kagusyuri.com/kagusyuri_repair.htm

今週のお修理

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COBOに、珍しいお客様(?)がやってきました。

こんなに大きなイス…いったい誰が使うのでしょう??
実はこちら、看板娘ならぬ看板イス!
大阪・北新地のバー、十年様よりお預かりしました。
お店に来られるお客様は”大きな赤いイス”と目印にされているそうで、張り地の色は「そのまま赤で!」というご希望。
いままでより少し落ち着いた色合いの、赤いビニールレザーで張替えました。
脚は再塗装、キャスターを付けて移動も楽々できるように!

新地の街でみんなに愛される看板イス、お近くにお越しの際はぜひ探してみてください。

▼そのほかの修理実用例はこちらからご覧下さい▼
http://www.kagusyuri.com/kagusyuri_repair.htm

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